第三回 直伝~特別稽古~in日義義仲ホール

本日9月13日(日)日義義仲館ホールにて直伝特別稽古が行われました。

今回、新規を含め16名の参加予定でしたが、その内2名が陸上大会の為お休みでしたので14名で行いました。稽古内容は、上垣外師範代による足技・移動基本・約束組手(足運び・体移動の説明)と、北澤師範による型:天生・内歩進・三戦・転掌。

オンラインによる宗家からご助言(アドバイス)を頂き稽古開始。開始一番、上垣外師範代から「きつい稽古を楽しくやろう。」とお言葉をいただき、稽古生全員気合充分! 足技は相手に当てる部分の前足底、足刀、踵を意識し、分割して行いました。足(膝)の抱え込みの大切さ、刺すように前蹴りを出すこと、回し蹴りの抱え込み、足刀を作った横蹴りの抱え込み、踵を意識して抱え込みが開かない後ろ蹴りなど細部にわたる解説を入れながらの上垣外師範代の指導に皆黙々と技を出していました。また、普段やらない上段、下段への攻撃も行うことで狙うことの大切さが再確認できたと思います。移動基本は、後ろ足で蹴って進む運歩法、身体の軸を上下左右させないことを意識しての稽古で、相手に自分の攻撃を十分に伝えることの大切さが実感できたと思います。また、今回さがって受けて返すときの、受けた時の立ち方を騎馬立ちで行いましたが、攻撃を体(たい)で捌く(半身で捌く)ことが実感出来たと思います。前半の締めは約束組手。社会的距離を確保しながらの稽古でしたが、各自が実践の距離を想定しての空想的約束組手を行うことで、実践に近い状態に自分を操作し稽古することができたと思います。

後半は北澤師範による型。呼吸、緩急、相手を想定することを意識しての稽古でした。天生は下がりの動き、猿臂~裏拳~上段前蹴り~上段突きと特徴的な動きがあり身体の動かし方を学べたと思います。内歩進は横移動に特化し、緩急のある型ですので覚えることも大切ですが、型稽古の醍醐味を体験できたと思います。三戦、転掌は呼吸法と運歩法が学べます。前回三戦立ちの運歩法を稽古し、それぞれが自主稽古をしての今回の稽古でしたので初めての稽古生でも容易に型稽古ができたと思います。後半の締めは、各班に分かれて型の発表を行い終了。最後まで集中して皆稽古することが出来ました。マスクを装着しての稽古で大変だったことでしょう。稽古生の皆さんお疲れさまでした。明日からの稽古に活かしてくださいね。押忍。