4月度 昇段審査会

この度、木曽支部の稽古生から二名の黒帯が誕生しましたのでお知らせ致します。

 

野田 昂志 初段

 

押忍  今回の昇段に際し、まず何をおいても、審査を受験するチャンスを与えて下さった北澤師範と上垣外師範代、そして励ましの言葉をかけ続けてくれた木曽支部の仲間達、家族、友人に感謝の言葉を述べたいです。本当にありがとうございました。

僕が空手を始めて10年近くの時が経ちます。10年前、学校を卒業し社会に出て最初に就職した会社で僕は大きな挫折を味わいました。自分の不甲斐なさや弱さが悔しくて、再就職するに当たってはもう二度と世の理不尽に負けて逃げる事をしたくないという気持ちに突き動かされ、今勤める会社で働き始めると同時に心身を鍛える為に空手を始めました。そして10年目の節目を迎えるこの時期に、仕事も空手ももう一段階ステップアップしたいと考え、新しい資格の取得と、黒帯の取得を同時期に挑戦する事に決めました。 空手と仕事の両立、一般の稽古生は皆さん同じような悩みを抱えていると思いますが、僕にとっても今回これは大きな課題でした。稽古に行ける時は北澤師範に夜遅くまでご指導頂き、それ以外は自宅でのシャドーや柔軟体操、あとは「常に戦っている自分をイメージする事」の大切さを教えて頂いたのでそういったイメージトレーニングを続けました。しかし、審査日が近付いているにも関わらずどうしても仕事で帰宅が遅くなり足しげく稽古へ通う事が出来ないといった状況にさらされ、仕事と空手双方のプレッシャーに押し潰されそうになり、10年前同様心折れそうになる自分を感じて本当に悔しくて涙する時もありました。そんな中、審査ギリギリまでどうしても自信が持てなかった自分の肩を最終的に押してくれたのは、空手の仲間や家族友人達でした。僕は10年前と同じく、未だに弱いままなのかもしれません。しかし、10年前と違ってこれだけ心の支えになってくれる人間が自分の近くに沢山いる事を知る事が出来てとても幸福に感じます。空手の技術的にも精神的にも、現状断然未熟である事は重々承知しています。しかし、今回頂いた黒帯をこの10年の集大成として一つの自信に代え、それを以てここから再スタートを切って、真になりたい“強い自分”と成る為に引き続き稽古を続けて行く事を改めて決意した次第です。今後とも皆さんから様々なご指導を頂けたらと思いますので、変わらずどうぞ宜しくお願いします。                        押忍 

 

赤津 諒介 初段

 

 押忍   この度は昇段審査を受けさせていただき、本当にありがとうございました。僕が空手を始めて8年が経ち、ようやく黒帯を締めることができました。最初はただ友達に誘われて始めたので目標も無くただやっているだけでした。ですが、帯があがるにつれて黒帯になたい。大会に出るようになり、もっと強く、上手くなりたい。そう思うようになりました。目標を持って稽古を続けていくうちに大会で少しづつ勝てるようになり、今回昇段審査を受けさせていただきました。そして黒帯を締めることができました。これからは、黒帯として、後輩の手本になるよう基本を一から見直し日々稽古していきたいです。

 最後に今まで支えてくれた北澤師範、上垣外師範代、指導員方、一緒に稽古してくれた仲間、審査で基立ちをして頂いた皆様、応援してくれた皆様、本当にありがとうございました これからもよろしくお願いします。 押忍